2022年度ヒヤリ・ハット状況とりまとめ

久慈重機では、2009年より社員にに対して、危険に対する感性を磨き、ヒヤリ・ハットも災害も発生原因は一緒という観点 から、未然に事故や災害を防止する安全対策措置の一環として、社員に毎月1件のヒヤリ・ハットの提出を努力義務として、提出して頂いている。

2023年度ヒヤリ・ハット状況

 

ここ2~3年鹿の飛び出しによる報告が多く、実際に鹿の飛び出しによる車両の破損事故も発生いております。

交通事故型ヒヤリ・ハットでは、27%と多く報告では鹿に関する報告が、次いで車両の飛び出し、車両の割り込み等

大型車両特有の報告があり、いずれも自己では防げない状況が伺われます。

とは言え、時間に余裕を持ち、車間距離をとり、周囲の確認をしっかりと行っているため、大事には至っていない状況にあります。

しかしながら、現実の事故状況・事故原因を分析すると、以外にもヒヤリ・ハットの報告以外の事故が多く、作業所内での移動中の

操作ミスや誘導員がいるにも関わらず、バックして衝突するなど、走行中は気を付けているが、ついうっかりヒューマンエラーによる事故が発生しております。

特に、木曜日に多く発生しています。あと一日と気が緩むのでしょうか?

時間帯では、作業所に到着し、「さぁはじめましょう!」と車両を動かす、朝 8:30~9:30 までの時間帯が多く。

作業が終了して、「はい、修了です。」の後、14:30~15:30の時間帯です。

作業所に到着の安堵感・作業終了の安堵感があるのかも?わかりませんが、会社から出発し、作業し、会社に戻る。

もっと厳密に言えば、自宅を出て~自宅に着くまで、「行ってきます」~「おかえりなさい」まで、安全確認をしっかり、緊張して行って頂きたい。

激突・挟まれ型 19% では、風で吊り荷が煽られて、荷が揺れてなどが多いですが、実際に発生している事故では、典型的な

ついうっかりヒューマンエラーばかりです。

作業前に現状を現地・現物・現状を確認し作業を行っていたら防げた。

合図の確認をしていたら防げた。

結局、いつも大丈夫だから大丈夫、でも大丈夫じゃない!

墜落・転落型 17% 転倒型 7% いずれの報告は内容的には同じで、つまずいた・滑ったが原因で発生しています。

対策も、ほぼ同じ「足元注意」「足元確認」

結局は、言葉のみ、注意・確認で終わっている故にまた、滑る。また、つまずく。この繰り返しである。

非常に安易で、使いやすい言葉と感じます。

ヒヤリ・ハットも事故・災害も原因は一緒

ついうっかり注意・確認しなかった!では、本当の原因追及は出来ておらず、当然本質対策に至りません。人間は何かに没頭すると忘れます。

滑ったのであれば、滑った根本的な問題があるはず!

つまずいたのであれば、つまずく原因があるはず!

問題意識の欠如と言えます。

滑った!なぜ滑ったのかが「問題」であり、なぜつまずいたのか?つまずく物や状況が「問題」なのです。

この「問題」を解決しない限りは、また、滑り!他の人がつまずきます。

交通事故型や他のヒヤリ・ハットに於いても、同様に問題意識を持って対策する事で、類似のヒヤリ・ハットを防ぐ事が出来、共有することで、安全を皆で確保できる。

問題意識の向上を如何にして盛り上げていけるのかが、今後の課題です。

 

 

4月ヒヤリ・ハット予報


新入学シーズンですし、春到来です。
飛び出せ青春!!
新入学生など、弾けて道路に飛び出してくる
さらに、飛び出しといえば「鹿」冒頭申しあげた通り、出光、柏原、苫備、火力や錦岡方面や、見かけた場合は、徐行し停止して通り過ぎるまで待機して下さい。
クラクションを鳴らしての威嚇は、鹿がパニックになり、どこへ逃げれば良いのかわからなくなり、かえって危険です。

春は例年、風に煽られぶつかりそうになった・・激突・挟まれ型ヒヤリ・ハットが報告
されております。
風を読み、危険を感じたら、コミュニケーションよく、作業所と打ち合わせをして、
中止する、休止する等安全対策を行って下さい。

 




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