2021年度ヒヤリ・ハット状況とりまとめ
久慈重機では、2009年より社員にに対して、危険に対する感性を磨き、ヒヤリ・ハットも災害も発生原因は一緒という観点 から、未然に事故や災害を防止する安全対策措置の一環として、社員に毎月1件のヒヤリ・ハットの提出を努力義務として、提出して頂いている。
- 2021年のヒヤリ・ハット
- ■交通事故型ヒヤリ・ハットが28%の報告されています。
- ここ2年鹿の飛び出し等、鹿によるヒヤリ・ハットが多く、苫小牧では、柏原地区・勇払~弁天が特に多い
- 印象ですが、苫小牧市内の小学校のグランドで20頭近く出没した事態です、どこに出没してもおかしく
- ない状況にあると思われます。
- 一度、鹿を見かけた所は、また出没する可能性は大です。その付近を通行する時は、スピードダウン
- でお願いします。
- また、大型車両の性なのか? 急な割り込みや進行妨害などの報告されています。「かもしれない」
- 運転を心掛けて頂きたい。
- 車両バック時、ぶつかりそうになった報告があります。久慈重機では、単独バックをせず、誘導員に
- 誘導してもらい、バックする様、推奨しておりましたが、誘導員の誘導に従ってバックした際にも、
- ぶつかりそうになった等のヒヤリ・ハットが報告されました。
- 誘導で、何が危険なのか、どこを確認して欲しいのか等、大型車や特にラフタークレーンは特有の動
- きをするので、誘導をお願いする時は、立ち位置やどのように動くのか打ち合せの上依頼して頂きたい。
- ■激突・挟まれ型では25%
- 玉掛け作業中に、手を挟みそうになった、足を挟みそうになった、原因はヒューマンエラー
- また、クレーン作業に於いては、荷が振れてぶつかりそうになった、何かにあたりそうになった、
- などのヒヤリ・ハットでは、重大災害に繋がります。
- 作業所では、コミュニケーションよく、介錯ロープの使用や、強風時の中止など進めて頂きたい
- 3・3・3運動とは、荷を玉掛して、クレーンで荷を、30㎝巻上、3秒間停止、荷姿・玉掛を
- 確認して、荷から作業員は、3m離れると云う、安全行動を推奨しています。
- トラックの荷台の幅は、2.5m位ですから、荷台の上では、作業員が3m離れるのは不可能。
- 3・3・3運動を励行している以上、「荷から離れる」では対策になりません。
- トラックから降りて、3m以上離れる事が対策と考えます。
- 更に、3m離れる際の、荷台から降りる方法も、脚立や踏み台など、登り降りを安全にする様
- 考えて頂きたい。
- ■墜落・転落型ヒヤリ・ハット16% 転倒型ヒヤリ・ハット13%
- どちらも原因は、「つまずいた」「すべった」がほとんでした。
- 型別には、分かれておりますが、原因と対策がほぼ一緒・・・
- 「足元確認」 「足元注意」注意や確認では、対策になっていないと感じます。
- 靴・歩き方・作業所の整理整頓・清掃など、本気で考えて頂きたい、ヒヤリ・ハットも災害も原因は
- 一緒、ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後に、29件の軽微な事故があり、300件のヒヤリ・
- ハットがあるそうです、久慈重機のヒヤリ・ハットでは、年間170件位の「つまずいた」「すべった」
- のヒヤリ・ハットが報告されていますが、幸いにして災害には至っておりませんが、この法則によると
- いつ重大災害が発生してもおかしくない状況にあるのは、否めません。
- 本気で、対策をお願いします。
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