2021年7月 ヒヤリ・ハット状況
久慈重機では、2009年より社員にに対して、危険に対する感性を磨き、ヒヤリ・ハットも災害も発生原因は一緒という観点 から、未然に事故や災害を防止する安全対策措置の一環として、社員に毎月1件のヒヤリ・ハットの提出を努力義務として、提出して頂いている。
- 7月のヒヤリ・ハットでは、激突・挟まれ型が多く報告されました。
- 24%のうち、玉掛け関連 3件、風で煽られた 1件、合図の確認不足 1件、その他 2件
- 玉掛け関連では、6月にも報告しておりますが、「3・3・3運動」を行っていたら防げた事案です。
- その他2件に関しましては、駐車中のクレーンフックに頭をぶっけそうになったなど、久慈重機ヤード内での安全通路の確保で防げる事案であり、ヤード内整備を含め改善を今後考えて進めます。
- 交通事故型では、歩行者や自転車の飛び出しが報告されています。
- 特にクレーン車の左側は、ブームで見えにくい状況にあり、進行方向の確認を行ない、人や自転車などの側面を通過するときには、十分な車間距離をとり、徐行するなどして走行して下さい。
- 類似災害も東京で発生しています。
- 8月23日東京で、走行中のクレーン車がオートバイを避けようとしたところ、左側の街路樹に衝突し街路樹をなぎ倒し、道路を塞いだため一時通行止めのなる事故が発生しています。
- また、北海道では7月にも事故を発生しているクレーン会社のクレーン車が、8月19日正午頃、クレーン車と軽自動車が正面衝突し、軽自動車に同乗していた方、1名が亡くなられる事故が発生したとして、TV報道された。
- 軽自動車がセンターラインをはみ出し正面衝突したようで、クレーン車からすれば「もらい事故」と考えますが、報道では、あたかもクレーン車が悪いような印象に聞こえました。
- 当然、社名入りのクレーン車も映り企業のダーメージも考えられます。
- 走行中は、運転に専念し、少しでも死角を感じた時は、即徐行し、安全を確認して走行するしかありません。
- 9月ヒヤリ・ハット予報
- まだまだ、暑い日が予想されます。こまめな水分補給や塩分補給を心掛け、熱中症対策を行ってください。
- 激突・挟まれ型について、台風シーズン到来です。強風や大雨など予想されますので、作業中は無理をせず、作業所とコミュニケーションよく打ち合わせを行い、様子を見るなど休止や中止してください。
- 交通事故型では、引き続き急な割り込みや、飛び出しなど予想されます。「かもしれない」と確認して走行ねがいます。
- また、車内に虫が入って来た時にはパニックにならぬ様、事前に虫よけなどの対策をお願いします。